奈良
【奈良筆 田中】手作りならではの書き味が冴える筆

奈良筆は、奈良時代から続く伝統技法により生み出されます。その奈良筆伝統技法を継承する「奈良筆 田中」の筆は、厳選した材料の毛質を巧みに組み合わせることにより、腰の強弱、墨含み、鋒の長短等を生み出し、手作りにより書家が求める奈良筆を作り上げています。
奈良筆づくりは、素材選びから始まります
筆の良し悪しは、素材選びにあると言っても過言ではありません。奈良筆 田中では筆の材料として最適と言われる、ヤギ、ウマ、シカ、タヌキ、イタチ、テン、ウサギ、リス等の毛の中から、筆匠の目で選び抜いた獣毛のみを入手し、奈良筆 田中の筆の原材料として使用しております。また、最上級の奈良筆制作に欠かせない、今では、まず手入れることの出来ない、希少な獣毛も独自のルートで手配しているのです。
各種の原毛を個別に長さを調節し、毛質に応じて、慎重にその配分と寸法を決めて混ぜ合わせ、毛組みに時間をかける「練り混ぜ法」により、穂先の仕上がりに絶妙な味がある高級毛筆が作られ、その筆づくりは、全十二もの工程(細分化では数十工程)にも及ぶのです。

「大剛 蓮華」(3,200円)
半紙書き、お稽古用、初心者の方向きの硬めの筆、楷書書きに向いています。
一生に一度の思い出を残す誕生筆
愛する赤ちゃんの成長に伴い初めて頭髪に鋏を入れた時の毛髪は、一生に一度だけ手にすることが出来る、生まれたままの毛先を持っています。「誕生筆」とは、その貴重な毛髪で作る筆のことです。一生涯とても縁起が良いとされています。お子様の頭髪にはさみを入れる時期をはじめ、毛量や、既に毛髪へ鋏を入れてしまった場合など、奈良筆 田中では相談に応じてくれます。

「誕生筆」(10,000円(税別)〜)
制作期間約1ヵ月