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神奈川

【馬車道歴史散策】お散歩がてら、馬車道の歴史にまつわる“なぜなに”を発見しよう

TABIDO 更新日 : 2018.10.29
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横浜開港直後、居留地に暮らす外国人が使う馬車が通れるように整備された道。それが馬車道です。そこから数えて、馬車道の歴史は150年を超えました。
その長い歴史の中では、さまざまな「なぜ?」や「なに?」がたくさん生まれてきています。
今回は、そんな馬車道にまつわる歴史の不思議に迫ってみましょう。

開放的なレンガの歩道。その陰にはこんなルールが

馬車道にはいくつもシンボリックなものがありますが、その一つがレンガ造りの歩道です。
馬車道散策の際にはおおいに活躍してくれるこの歩道ですが、歩いているとその開放感に気付かされます。

実はこれ、歩道に接する建物がすべて少しずつ後ろに下がっているからなんです。
これは、「馬車道まちづくり協定書」に基づくもので、横浜開港の文化や歴史を大切にするとともに、新しい文化を提案していこう、という理念のもとに馬車道商店街が策定したものなんです。

地域の歩行者空間をより安全で快適にしようと、建物の1階、2階部分を数メートル下げるよう、この協定書の中で取り決められています。
ほかにも、建物の高さを制限したり、広告の出し方に統一性を持たせるなど、馬車道全体でも一体感ある景観や雰囲気を保とうという心遣いが盛り込まれています。開放感ある広々としたレンガの歩道も、その賜物だったというわけですね。

老舗の薬局でアイス!? アイスクリームと縁深い薬屋さん「平安堂薬局」

さて、そんな馬車道には古くから続くお店もたくさんあります。その一つが、馬車道が整備されたころから続く薬局『平安堂薬局』です。創業は1870(明治3)年、現在の店主・清水聖子さんが6代目という老舗です。

この平安堂、ただ古いだけかというとそうではなく、ある面白いものを販売していることでも知られています。それは、なんとアイスクリームです。
ご存知の方も多いでしょうが、馬車道は日本で初めてアイスクリームが製造・販売された場所でもあります。でも、その地に古くからあるとはいえ、なぜ薬局でアイスなのでしょうか?

清水さんによると、この「横濱馬車道あいす」は元々は向かいにあったレストラン『相生』で売っていたものなんだそうです。2015年に相生が閉店するに当たり、アイスの販売を引き継いでくれるお店を募ったそうで、その中で平安堂が引き継ぎ先に決まったとのこと。

平安堂は薬局ながら、100年ほど前、3代目の清水藤太郎さんの時代にはアイスクリームを自ら作り販売していた歴史があったり、昭和期にもアイスの販売を行っていたことがあるそうで、何かとアイスクリームとは縁のある薬屋さんの様子。

伝統を大切しながら、新しいことにも積極的な馬車道っ子らしく、清水さんはそれまでのカップアイスに加え、食べ歩きしやすいようにともなかのアイス販売も始めたんだそうです。場所柄、子どもよりも大人が買っていくそうで、年配のお客さんが散歩がてらに立ち寄ることが多いんだとか。

「名前の付いている馬車道で売りたいと思ったんです」とアイス販売を引き継いだ理由を話す清水さんは、「薬局でアイスが売ってるのって面白いでしょ。商売は面白くなくっちゃ!」と笑顔を見せてくれたのでした。

平安堂薬局
平安堂薬局
神奈川県横浜市中区相生町5-89-2
045-681-3232
詳細情報

アナーキーなメガネあります! メガネソムリエのいるお店「山下眼鏡店」

赤と黒を基調に、ウィンドウには水玉のフィルム。おしゃれなカフェのようなデザインの店構え。いったいなに屋さんなの?と思う方もいるかもしれませんが、実はここはメガネ屋さんです。

1957(昭和32)年創業の『山下眼鏡店』は、11年前に大幅なリニューアルを行いました。
3代目の店長・山下修さんが指揮を執り、それまでのいわゆる“普通のメガネ屋さん”から大きく生まれ変わったそうです。お店の雰囲気をガラッと変えただけではなく、自ら「メガネソムリエ」と名乗り量販店との差別化を図りました。

それに加え、もう一つこのお店には大きな特徴があります。
それは、奇抜なデザインのメガネを多く取りそろえていること。
例えば、

こんなメガネや、

こんなメガネです。

山下さんは「メガネとしての機能はもちろん必要ですが、どうせかけるなら前向きになれるメガネがよくありません?」と話します。
他店にはない独特の品ぞろえにファンも急増し、テレビなどで取り上げられることも少なくありません。遠方から新幹線に乗って来店する人や、8年間で190本ものメガネを購入した人もいるほどなんだそうです。

「最初から変わったメガネを集めようと思っていたわけではありません」と話す山下さんですが、「最近は奇抜な商品を求めるお客さんが増えています」と独自路線を進んでいるようで、今では自身でも展示会で「変なメガネばかり探しています」と笑うほど。

かけたときに思わずニマっとしてしまう、ウキウキしてくるようなメガネを提供したいと言う山下さんですが、それは奇抜なメガネに限ったことではありません。
メガネソムリエである山下さんがしてくれるメガネの見立ては、「真剣勝負。すごいプレッシャー」だそうですが、そこはプロ。きっとあなたに似合うメガネを選んでくれるはずです。

山下眼鏡店
山下眼鏡店
神奈川県横浜市中区住吉町5-5-7
045-681-0198
詳細情報

広場に隠された、野外チェス盤?

ちょっとここで一休み。
関内駅から馬車道に向かうと、まず行き着くのが馬車道広場。
パブリックアート『新風』や、イギリスのトラファルガー広場からやってきたガス灯が立っている場所です。

この広場にはチェック模様の石畳があります。
この模様の白い部分には「アイスクリーム 1869」とか「ガス灯 1872」とか、この地が誇る“国内初”のものが西暦とともに刻まれていて、開港からの歴史の一幕を伝えてくれています。

実はこのチェック模様、それだけではなくチェス盤としても使うことができ、これまでに何度も野外チェス大会が開かれてきました。
チェス盤が大きいですから、駒も大きめ。どっこいしょと持ち上げながらゲームを楽しむんだそうです。

馬車道コレクションはどうしてできた? 誕生秘話に迫る「アートジュエリー馬車道サロン」

馬車道コレクションはどうしてできた? 誕生秘話に迫る「アートジュエリー馬車道サロン」

『アート宝飾』は、「アート商会」の名前で1946(昭和21)年に産声を上げて以来、地域に根差した宝石店として、また地元の顔役として馬車道商店街の発展にも力を注いできたお店です。
先代の社長は「馬車道まちづくり協定書」策定を主導し、現社長の六川勝仁(下記写真右)さんも商店街協同組合の理事長として活躍しています。

それだけ地元・馬車道に愛着を持っているアート宝飾では、その名も「馬車道コレクション」というジュエリーのコレクションを販売しています。
かつて往来を闊歩した馬をモチーフにしたシリーズや、西洋情緒のある貴婦人シリーズ、文明開化の象徴であるガス灯シリーズなど、馬車道らしいデザインのジュエリーが勢ぞろいしたコレクションで人気を集めていますが、当初は少し様子が違ったようです。

馬車道コレクションが作られたのは1974(昭和49)年のこと。店にあった珍しい宝石などのコレクションアイテムを集め、馬車道コレクションと名付けたのが始まりでした。つまり、当時は必ずしも馬車道を意識したデザインではなかったわけです。

朽ちることなくずっと残り続けるジュエリーには、お母さんから娘へ受け継がれたり、プロポーズのときに贈られたりとストーリーや文化があるものです。六川さんは「馬車道は文明開化の地で、そこに生まれた文化を大切にしてきた街なんです」と話し、思いを込めて受け継がれていく宝石と重ね合わせます。そんな思いを象徴するのが馬車道コレクションなのかもしれませんね。

アートジュエリー馬車道サロン
アートジュエリー馬車道サロン
神奈川県横浜市中区常盤町4-45アートビル6F
045-664-0700
詳細情報

知る人ぞ知る、穴場のバー。極上のカクテルで乾杯「馬車道十番館 英国風酒場」

最後にご紹介するのは、『馬車道十番館』です。
十番館と言えば、馬車道を代表するレストランとして知られていますが、今回紹介するのは一つ下のフロア、2階にあるバーの方。

1970(昭和45)年の創業時から変わらず営業を続けているバーですが、もしかしたら馬車道十番館にバーがあることを知らない人もいるかもしれません。エレベーターが2階には止まらないため、十番館を訪れるお客さんでも知らない人がいるんだそうです。

入り口に置かれた、ヤマハの前身「日本楽器製造」社製のピアノが迎えてくれる店内は、L字型のカウンターに加え、ゆったりと楽しめるテーブル席も用意されています。

十番館の総支配人である浅羽行郎さんは、このバーでの10年の経験を含め、30年以上もバーテンダーをしてきたベテランです。今でも日曜日にはカウンターに立ち、シェーカーを振っていると言います。
「大人のバーの楽しみ方を提供するというのが昔からのスタイル」とのことで、創業当時から“明治モダン”をキーワードに十番館らしいスタイルを貫いています。

知る人ぞ知るバーですから静かにお酒を楽しめるとあって、常連さんには人気。1階の喫茶のケーキや3階レストランのメニューも頼めますし、年季の入ったカクテルの味にも自信あり。
50年近い歴史を持ちながら、馬車道の通しか知らない穴場のバー。こんなお店で、カクテルをたしなむというのもカッコイイですね。

馬車道十番館
馬車道十番館
神奈川県横浜市中区常盤町5-67
045-651-2621
詳細情報

馬車道の「歴史なぜなに」を探してみよう!

150年の歴史を誇る馬車道ですから、そこにあるお店にもさまざまな歴史があります。
普段よく行くお店に知られざる秘密があったり、何気なく通り過ぎているお店に不思議があったりする、そんな街です。

ここで紹介した以外にも、散策しながら、街の人たちと触れ合いながら、馬車道の「歴史なぜなに」を探してみてはいかがでしょうか。

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