【VR映像】首都圏地下の巨大神殿に潜入!「首都圏外郭放水路」
ここだけは行くべき!360度映像で体感する、日本の絶景スポット

まるであの伝説のパルテノン神殿のごとくそびえ立つ59本の巨大な柱。サッカーグラウンドほどの広大な空間。ここは東京郊外、埼玉は春日部にある施設で、その名も「首都圏外郭放水路」という。そんな巨大神殿を360度VR映像で堪能しよう。
人間が創り出した絶景は、足元にある。
「首都圏外郭放水路」とは、埼玉県の東部に建設された、世界最大級の地下河川。東京を幹線状にグルリと走る国道16号線の地下約50メートルに、総延長6.3キロメートルにも渡って伸びる地下放水路なのです。周辺の各河川から水を取り入れる流入施設、5つの巨大立坑、地下トンネル、地下調圧水槽に加え江戸川に排出する排水機場から構成される巨大施設となっていて、今回撮影に成功したのは地下放水路の一部、調圧水槽と呼ばれているエリアです。

この調圧水槽は、地下トンネルから流れてきた水の圧力を調整しスムーズに排水するための、いわば巨大プール。幅78メートル、長さ177メートルと、サッカーグラウンドと同等の面積を持ち、高さは18メートルにもなります。緊急停止時に発生する水の逆流の水圧を調整するためには、これだけの体積が必要のなのだそうです。
現代人の叡智を結集した巨大人工物は圧巻!
また、荘厳な雰囲気をたたえるコンクリート製の柱は59本あり、一本の柱が奥行き7メートル、幅2メートルもあり、一本の重さは約500トンにも及ぶ。一般的に柱というと、天井を支えるためと思いがちだが、ここの柱の存在意義はむしろ別にあって、水圧でこの空間、この天井が浮かないように柱の重さで荷重を掛けるためとのこと。

また、地下のトンネルから水を取り込むための立坑も見ることができます。これは施設全体で第一から第5まで計5本あり、深さ約70メートル、直径はなんと約30メートルにもなります(第5のみ内径15メートル)神殿のような柱が最も有名ですが、こちらの立坑も見応えのあるポイントです。。
それにしてもこの眺めは壮観! VR映像でもこの巨大さと人工物たる精密さは充分伝わることでしょう。
これを見て「ちゃんと自分の目で見たい!」なんて方にはこちらの見学会がオススメ。この調圧水槽に実際に降り立つことができるだけでなく、これまで非公開だった作業用通路やポンプ室、ガスタービン部なども実際に見ることができるんです! 是非オススメですよ!
360°VRを見るには、あらかじめYouTubeアプリのインストールが必要になります。


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