まちと人がつながるアートプロジェクト 「北斎コネクト:隅田川を超えて」

2019年10月より墨田区内にて、アートプロジェクト「北斎コネクト:隅田川を超えて」開催!日本が世界に誇る浮世絵師・葛飾北斎は、本所割下水(墨田区亀沢付近)で生まれ、90年に及ぶ生涯のほとんどを墨田区内で過ごしました。没後170年となる本年、北斎が暮らし、江戸文化発信の地となった「すみだ」の地を中心に、北斎を縁とする地域のつながりや、時代を隔てても変わらぬ庶民の創造力に着目して、「祭り」「遊び」「装い」をテーマとする3つのプロジェクトが行われます。
北斎がつなぐ弘前とすみだ――「北斎祭り」プラス 北斎調の絵が受け継がれる伝統的な「弘前ねぷた」と、現代美術作家による「創作ねぷた」の競演

しりあがり寿による創作ねぷたイメージイラスト
すみだ北斎美術館が弘前藩津軽家上屋敷跡地に建つことから、毎年秋、青森県弘前市より「弘前ねぷた」を招いて北斎通り(錦糸町~両国間)を曳行する「北斎祭り」。本プロジェクトでは、伝統的な弘前ねぷたと共に、北斎を敬愛してやまない漫画家のしりあがり寿が発案した「創作ねぷた」が登場、弘前とすみだの担ぎ手が力をあわせて運行します。
協力:弘前市首都圏キャンペーン実行委員会、弘前ねぷた参加団体協議会、北斎通りまちづくりの会
実施日時:2019年10月19日(土)16:30~18:00 ※雨天決行
運行場所:北斎通り(都営浅草線・両国駅前から大横川親水公園)
※しりあがり寿の創作ねぷたは、「北斎祭り」終了後にYKK60ビルアトリウム(墨田区亀沢3-22-1)で展示します(10月20日~11月3日予定)。
誰でも参加!ファッションタウンすみだの ″ファスニング・ショー″@桜橋 地元の繊維事業者等と協力し、子供から高齢者、障がい者も参加する「ファスニング(つながる)ショー」

撮影:西本至則
繊維や革製品などを手掛ける事業所が多い「すみだ」の底力を示し、装いの楽しさを再認識し、さまざまなコミュニケーションを誘発するファスニング(つながる)ショーを開催します。「装い」と「コミュニケーション」をテーマに活動するアーティストの西尾美也が、ファッションタウンすみだの魅力に迫りつつ、北斎が描いた江戸の行商人のイメージを重ねて監修する「Gyo-Show」がテーマのプロジェクト。隅田川に架かる桜橋をランウェイに、子供から高齢者、障がい者など様々な人々が登場予定。
開催時期:10月26日(土)15:00~17:00予定
開催場所:桜橋(隅田川/台東リバーサイドスポーツセンター近く)
※荒天の際は、小梅小学校(墨田区向島2-4-10)で実施。
遊びながら交流する、KOSUGE1-16「ネイバーランド」 「巨大サッカーゲーム」や「人力メリーゴーランド」など、世代や言葉を超えて、皆が集う遊び場づくり

スポーツや遊具に着想した作品で知られる美術家ユニット「KOSUGE1-16」。等身大のサッカーボードゲームや北斎モチーフの人力メリーゴーランドなど、誰もが気軽に触れて遊べるアート作品が東向島に出現します。空き工場(元・紙器メーカー)を拠点に、下町の隣人(ネイバー)が集う夢の島(ネバーランド)がまちなかに広がります。偶然、居合わせた人たちでチームを組んで遊んだり、仲間同士で競うなど、多くの人が自由に参加でき、交流できる「ネイバーランド」。制作にかかわるワークショップや、地元フットサルチームとの交流イベントも予定しています。
第一会場:北條工務店となり(墨田区東向島3-22-10)
開催期間:10月26日(土)〜11月10日(日)10:00〜18:00
第二会場:すみだ生涯学習センター(ユートリア)1F展示ギャラリー(墨田区東向島2-38-7)
開催期間:11月1日(金)〜5日(火)10:00〜18:00 ※最終日は16:00まで