岐阜
岐阜県 濁河温泉
日本でも有数の炭酸泉である「湯屋(ゆや)温泉」、「下島(したじま)温泉」、標高1800メートルにある「濁河(にごりご)温泉」を総称して「飛騨小坂温泉郷」と呼びます。
濁河温泉は、活火山「御嶽山(おんたけさん)」の7合目(標高1800m)にあります。雪が降る冬でも、一年中いつでも入ることのできる温泉としては、日本で有数の高所温泉地です。
長野県側からはJR中央本線「木曽福島」駅から、御嶽山の北側のふもとを回って登ります。岐阜県側からは、JR高山本線「飛騨小坂」駅から、東に向かって登っていきます。
山道を登っていくと、小さな温泉街が見えてきます。それが濁河温泉です。その名のとおり、茶色く濁ったお湯が特徴です。温泉の宿では四季に応じた山の食材や飛騨牛を味わうこともできます。

岐阜県 濁河温泉 基本情報
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- アクセス
- 電車
●JR中央本線「木曽福島」駅よりバスで約1時間30分
車
●中央自動車道「伊那IC」→権兵衛トンネル→濁河温泉 約2時間
●中央自動車道「中津川IC」→木曽福島→濁河温泉 約2時間30分 - 備考
- 濁河温泉は、かつては御嶽山の登山口として知られていました。現在では、温泉宿が10軒ほどの高地の温泉街として、温泉好きの人たちにも知られています。宿は、曲がりくねった坂道の両側に点在していて、周囲は山々の深い緑に囲まれています。
濁河温泉は、濁った湯が特徴的です。濁り湯としては、白濁しているものが多くみられますが、濁河温泉の湯は、黄土色に近い色をしています。湯の中に沈むと、自分の体が見えなくなるほどです。
泉質はナトリウム・マグネシウム・カルシウム − 硫黄塩、炭酸水素塩泉(中性低張性高温泉)で、効能としては、神経痛、筋肉痛、関節痛、慢性消化器病、疲労 回復、慢性皮膚病などに効果があるとされています。